小泉癸巳男(読み)コイズミ キシオ

20世紀日本人名事典 「小泉癸巳男」の解説

小泉 癸巳男
コイズミ キシオ

大正・昭和期の版画家



生年
明治26(1893)年6月

没年
昭和20(1945)年12月

出身地
静岡県静岡市紺屋町

経歴
明治40年上京、日本水彩画会研究所に通い、堀越謙吉について木版画を学んだ。大正7年日本創作版画協会創立に加わり、会員となり、また日本版画協会の会員として活躍した。昭和5〜12年に「東京百景」、17年「昭和大東京百図絵版画展」を東京などで発表、都会情緒あふれる木版画制作を続けた。20年「富士三十六景」を制作中に病気で倒れ、「二十三景」に終わった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小泉癸巳男」の解説

小泉癸巳男 こいずみ-きしお

1893-1945 大正-昭和時代前期の版画家。
明治26年6月生まれ。戸張孤雁(とばり-こがん),織田一磨(おだ-かずま)らに師事。ついで堀越貫一に木版彫刻をならい,大正7年日本創作版画協会の創立に参加した。ライフワークに木版画集「昭和東京百図絵」がある。昭和20年12月死去。53歳。静岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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