小田仁二郎(読み)オダ ジンジロウ

20世紀日本人名事典 「小田仁二郎」の解説

小田 仁二郎
オダ ジンジロウ

昭和期の作家



生年
明治43(1910)年12月8日

没年
昭和54(1979)年5月21日

出生地
山形県

学歴〔年〕
早稲田大学仏文科〔昭和10年〕卒

経歴
都新聞社に勤めていたが、昭和23年「触手」を発表して作家となる。27年発表の「昆虫系」は芥川賞候補作品となる。他の作品に「流戒十郎うき世草紙」「背中と腹」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小田仁二郎」の解説

小田仁二郎 おだ-じんじろう

1910-1979 昭和時代後期の小説家
明治43年12月8日生まれ。一時都新聞社に勤務。昭和23年感覚の世界を前衛的に描写した「触手」で注目される。27年「昆虫系」,28年「からかさ神」が芥川賞候補。のち瀬戸内晴美(瀬戸内寂聴)らと同人誌「Z」を創刊。作品はほかに「流戒十郎うき世草紙」「背中と腹」など。昭和54年5月21日死去。68歳。山形県出身。早大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android