日本歴史地名大系 「小石川白山社地門前」の解説 小石川白山社地門前こいしかわはくさんしやちもんぜん 東京都:文京区旧小石川区地区小石川白山社地門前[現在地名]文京区白山(はくさん)五丁目白山権現社境内の東側に成立した門前町屋で、町場は白山権現社表参道の両側(南北)に発達。北は福相(ふくそう)寺・大乗(だいじよう)寺境内など、南は浄雲(じよううん)寺・心光(しんこう)寺境内。門前町屋の起立年代は不明だが、延享三年(一七四六)町奉行の支配となった。参道北側の町屋は東西五〇間・南北七間、南側は東西四五間余・南北七間であった。この南北の町屋は内門前ともよばれ、内門前の東側(薬師坂の通り寄り)には表門前とよばれる町屋もあった。表門前は寛保元年(一七四一)から一〇ヵ年季で門前町屋を許されたが、寛政四年(一七九二)の年季明けに町屋取払いになった(御府内備考)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by