小篠原村(読み)こしのはらむら

日本歴史地名大系 「小篠原村」の解説

小篠原村
こしのはらむら

[現在地名]野洲町小篠原

行合ゆきあい村の東、妙光寺みようこうじ山の西麓にあり、中山道が北東から南西へ縦断している。集落は中山道沿いに並ぶ。行合村境近辺で中山道と朝鮮人街道が合流する。近年まで条里地割が認められ、三之坪さんのつぼ六之坪ろくのつぼなどの条里呼称も残る。村名は「こじのはら」ともよむ。応永一〇年(一四〇三)九月二〇日の守護京極高光遵行状(猪熊信男氏所蔵文書)によれば、三宅上みやけかみ(現守山市)公文職を罷免された小篠原源二入道浄俊の同郷内での違乱停止が命じられている。寛正二年(一四六一)一二月五日早朝に粟津あわづ(現大津市)を発った禅僧大極は、草津駅を経て小篠原之館で宿泊(碧山日録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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