小花輪村（読み）こばなわむら

日本歴史地名大系

小花輪村
こばなわむら

• 千葉県：千葉市
• 中央区
• 小花輪村

[現在地名]中央区花輪町（はなわちよう）

川戸（かわど）村の南西方に位置する。寛永四年（一六二七）生実藩領となり、同五年の小弓領郷帳に村名がみえ、田九五石余・畑三二石余。以後ほぼ変化なく幕末に至る。天保九年（一八三八）の田九町余・畑五町九反余・屋敷二反余・新畑一町一反余（永野家文書）。当村や浜野（はまの）村など四村は文化七年（一八一〇）の助郷負担に難儀し、拝借米を受けているが、文久三年（一八六三）水戸道小金（こがね）宿（現松戸市）の加助郷を命じられ、免除を求めたものの、当村は人足六四・馬四八を負担することになり、慶応元年（一八六五）同宿役人との交渉により三ヵ村二〇九両を一四五両の負担減として解決した（田村家文書など）。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」