小谷松村(読み)こやまつむら

日本歴史地名大系 「小谷松村」の解説

小谷松村
こやまつむら

[現在地名]大多喜町小谷松

西之部田にしのべた村の南西、夷隅川左岸に位置する。文禄三年(一五九四)上総国村高帳に村名がみえ、高一五〇石。「小谷松」分を含む慶長二年(一五九七)山中郷御水屋鋪帳(寺嶋家文書)があり、堀之内ほりのうち村を親村とした山中やまなか郷六ヵ村の一であった。元禄郷帳では高一五二石余で、幕末まで同高。寛文四年(一六六四)当時は武蔵岩槻藩領(寛文朱印留)。元禄一〇年(一六九七)旗本山内領となり、安永九年(一七八〇)山内氏の立藩により土佐新田藩領となる(延享三年「夷隅郡村高覚」沢家文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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