小野谷庄(読み)おのだにのしよう

日本歴史地名大系 「小野谷庄」の解説

小野谷庄
おのだにのしよう

小野谷を中心とする地域に成立した荘園。嘉元四年(一三〇六)六月一二日付昭慶門院御領目録(竹内文平氏所蔵文書)に、安楽寿院領として荘名がみえ、「三条前大納言定躬卿被進高倉准后」とある。文明元年(一四六九)幕府奉行人奉書(勧修寺文書)によれば、常盤井宮が小野谷の地を宝珠院主に契約したが、院僧周厳が院主を殺害し証文を奪ったので、幕府はこの証文を帯する者を同罪に処することを同宮雑掌に伝えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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