院主(読み)インジュ

デジタル大辞泉 「院主」の意味・読み・例文・類語

いん‐じゅ〔ヰン‐〕【院主】

寺院住職住持
禅宗で、監寺かんす旧称

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精選版 日本国語大辞典 「院主」の意味・読み・例文・類語

いん‐じゅヰン‥【院主】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 禅宗寺院の監寺(かんす)旧名。監寺は六知事の一つで、寺内衆僧を監督する役。
    1. [初出の実例]「大潙、一日喚院主。院主来。山云。我喚院主。汝来作什麽。院主無対」(出典:永平道元禅師清規(13C中)知事清規)
  3. 寺院のあるじの僧。住持。住職。
    1. [初出の実例]「院主の光影房に此の事をかたる」(出典:平家物語(13C前)六)

いん‐しゅヰン‥【院主】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 病院学院美容院などの長。
  3. いんじゅ(院主)

いん‐すヰン‥【院主】

  1. 〘 名詞 〙 寺院の住職。いんじゅ。

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普及版 字通 「院主」の読み・字形・画数・意味

【院主】いんしゆ

住職。

字通「院」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「院主」の意味・わかりやすい解説

院主
いんじゅ

寺務を司る役の僧侶。禅宗寺院では監寺 (かんす) といったが,のちに寺院の主である住持とは別の役職とした。

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