小野道風誕生伝説地(読み)おののとうふうたんじようでんせつち

日本歴史地名大系 「小野道風誕生伝説地」の解説

小野道風誕生伝説地
おののとうふうたんじようでんせつち

[現在地名]春日井市松河戸町

小野葛絃が尾張国松河戸まつかわどの里に滞在し、里人の女を娶って生れた子が道風であると伝承される。近世初頭、天野信景が考証して以来定説となっている(塩尻)。「府志」「尾張名所図会」なども松河戸説を継承している。「麒麟抄」に「道風者尾張上条ニシテ生レ給ヘリ、此人ハ右京大夫葛絃ノ子息也」、また同書付録に「道風寛平五年誕生、村上天皇康保三年十一月卒七十一歳」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android