小野道風誕生伝説地(読み)おののとうふうたんじようでんせつち

日本歴史地名大系 「小野道風誕生伝説地」の解説

小野道風誕生伝説地
おののとうふうたんじようでんせつち

[現在地名]春日井市松河戸町

小野葛絃が尾張国松河戸まつかわどの里に滞在し、里人の女を娶って生れた子が道風であると伝承される。近世初頭、天野信景が考証して以来定説となっている(塩尻)。「府志」「尾張名所図会」なども松河戸説を継承している。「麒麟抄」に「道風者尾張上条ニシテ生レ給ヘリ、此人ハ右京大夫葛絃ノ子息也」、また同書付録に「道風寛平五年誕生、村上天皇康保三年十一月卒七十一歳」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 塩尻 往昔 中世

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む