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塩尻 しおじり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩尻
しおじり

江戸時代中期の随筆。天野信景の著を天明2 (1782) 年堀田方旧が編んだもの。 100巻。元禄から宝永頃に著者が和漢古今の書を引用して史伝,神仏の由来,地理,言語,風俗などについて考証したもので,自作の詩文も収める。

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デジタル大辞泉の解説

しお‐じり〔しほ‐〕【塩尻】

塩田で砂を円錐形に盛り上げたもの。これに海水を注ぎ、天日に乾かして塩分を付着させる。
「なりは―のやうになむありける」〈伊勢・九〉
家計。財政。
「いつしか―がつまらぬやうになりて、家屋敷も売り払ひ」〈浮・世間猿〉

しおじり【塩尻】[地名]

長野県中央部の市。もと中山道の宿場町。中央本線篠ノ井線の交点。ワインの製造・精密工業が行われる。人口6.8万(2010)。

しおじり【塩尻】[書名]

江戸中期の随筆。天野信景(あまのさだかげ)著。元禄10年(1697)ごろから享保18年(1733)までに執筆。現存は170巻余。歴史・地理・文学・宗教などへの見聞や感想を記したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

しおじり【塩尻】

江戸中期の随筆。天野信景(あまのさだかげ)著。現在通行本は門人,紀方旧(堀田六林)が考訂した百巻本。もとは一千巻近くあったというが多くは散逸した。大部であり,かつ近世随筆の中では時代が早いので世に広く知られる。信景は名古屋藩士。元禄(1688‐1704)から享保(1716‐36)にかけて,著者が諸書から記事を抜粋し,自身の意見を記す。歴史,伝記,地誌,言語,文学,制度,宗教,芸能,自然,教育,風俗など広範囲にわたっており,挿絵もある。

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大辞林 第三版の解説

しおじり【塩尻】

塩田で、砂を円錐形に積み上げたもの。これに海水をくみかけては日に乾かして塩分を固着させる。 「富士の山…、形なりは-のやうになむありける/伊勢 9」 〔なお、この語については古来異説が多い〕

しおじり【塩尻】

長野県中部、松本盆地南端にある市。中山道の宿場町として塩尻峠下に発達。ブドウ・リンゴ・ナシなどを栽培。ワイン醸造業や精密機械工業が立地。

しおじり【塩尻】

〔書名は、巻頭で「伊勢物語」中の難解語「しほじり」を解説したのによる〕
随筆。天野信景著。1697年頃から1733年まで執筆。現存一七〇巻余。神仏・法律・文芸・自然などについて、和漢の諸書を引証して自説を述べたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塩尻
しおじり

江戸中期の随筆。170巻以上が現存すると思われる。天野信景(さだかげ)(1663―1733)著。1697年(元禄10)ごろから1733年(享保18)に執筆され、原本は1000巻に及ぶともいう。著者は尾張(おわり)藩士で、博学の国学者として知られ、その合理主義的な学風は、吉見幸和(よしみよしかず)ら当代の尾張(愛知県)の学者や文人はもちろん、平田篤胤(あつたね)らにも大きく影響した。本書は、有職故実(ゆうそくこじつ)を中心に広範囲な分野にわたる和漢の典籍や自己の見聞を抄録し、自らそれらを考証、論評したもので、豊富な内容とともにその実証的な方法論が注目される。著者自身が「人の見るべきにあらず、只(ただ)閑暇遺忘に備ふ」というように、その草稿は反故(ほご)紙などに書き散らしたもので、散逸が甚だしくて完本はないが、1782年(天明2)名古屋の書林西村常栄が出版の目的で編集した百巻本のほか、数種の写本が伝わる。[宇田敏彦]
『『日本随筆大成 第3期 13~18』(1977~78・吉川弘文館)』

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