小針晛宏(読み)コハリ アキヒロ

20世紀日本人名事典 「小針晛宏」の解説

小針 晛宏
コハリ アキヒロ

昭和期の数学者 京都大学教養部助教授。



生年
昭和6(1931)年1月1日

没年
昭和46(1971)年11月21日

出生地
京都府

学歴〔年〕
京都大学理学部数学科卒,京都大学大学院理学研究科〔昭和35年〕博士課程修了

経歴
京都大学助手を経て、昭和40年助教授。学生時代から軽妙な文章家で、広中平祐らと雑誌「EOUS」の編集長を務め、新数学人集団と共に数学者運動に加担した。43年以降「高一時代」「高二時代」などの連載を担当、ラジオ講座でも受験時代の学生を「楽しい数学」で魅了した。生前著書に「デバグ数学セミナー」「現代数学入門」があり、死後「確率・統計入門」「数学の七つの迷信」「すべての人に数学を―対話・現代数学入門」が出版された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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