小鉤掛(読み)コハゼカケ

デジタル大辞泉 「小鉤掛」の意味・読み・例文・類語

こはぜ‐かけ【小×鉤掛(け)】

こはぜ1を掛けるために取り付けた輪。また、そのように仕立てたもの。
金属板屋根くとき、板の端の折り曲げた部分を組み合わせてつなぐこと。

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精選版 日本国語大辞典 「小鉤掛」の意味・読み・例文・類語

こはぜ‐かけ【小鉤掛・鞐掛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 細く短い紐の両端を縫いつけ、中間小鉤をかけるようにしたもの。また、その仕立。
    1. [初出の実例]「くつたびの緒をこはぜかけにする事は、予が父大坂に在し時、ふと拵させてより」(出典:随筆・八水随筆(1736‐41頃))
  3. 金属板で屋根を葺(ふ)くとき、釘打ちにせず小鉤に引っ掛けて葺くこと。〔日本建築辞彙(1906)〕

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