小鹿郷(読み)おしかごう

日本歴史地名大系 「小鹿郷」の解説

小鹿郷
おしかごう

江戸期の小鹿村一帯に比定される戦国期の郷名。天文一八年(一五四九)八月一一日の駿府浅間社社役目録(村岡大夫文書)および永禄元年(一五五八)八月一三日の今川氏真朱印状(静岡浅間神社文書)によると、「小鹿郷」は浅間社(静岡浅間神社)の六月二〇日流鏑馬郷役を一貫六〇〇文、小鹿郷河原崎かわらざき(川原崎坪という小字が残る)は同社三月会役銭二〇〇文を負担している。天正五年(一五七七)閏七月一九日、武田家は番匠衆一六人に当郷のうち四八貫文を給与した(「武田家朱印状」鈴木文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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