少林拳(読み)ショウリンケン

デジタル大辞泉 「少林拳」の意味・読み・例文・類語

しょうりん‐けん〔セウリン‐〕【少林拳】

中国の伝統的な武術門派の一つ。中国河南省鄭州市登封にある嵩山すうざん少林寺発祥の地とされる。6世紀に達磨大師が創始したと伝えられるが未詳。唐代初期の7世紀初頭に少林寺の僧兵団が太宗李世民を助けたとする記録が同寺境内に残る。寺や村落の自衛手段として伝承された伝統少林拳と、中華人民共和国成立後に普及した現代少林拳がある。日本の少林寺拳法とは異なる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の少林拳の言及

【拳法】より

…520年ころ,インドから嵩山(すうざん)少林寺に来た達磨大師はここで面壁(めんぺき)し,仏法を説くかたわら,修行僧に《洗髄経》《易筋経》の2経を与え,心身鍛練の秘法を授けたといわれる。これが少林拳(少林寺拳法)の起源となったとするものである。このように中国では古くから,自衛術として,あるいは心身の鍛練術,健康術として拳法が盛んに行われ,現代にも数多く伝えられている。…

※「少林拳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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