尸祿(読み)しろく

精選版 日本国語大辞典 「尸祿」の意味・読み・例文・類語

し‐ろく【尸祿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「尸」は祭の時に神体の代わりとなるもの。その地位にいるだけで無能なことの意から ) 高祿を受けてその職責を果たさないこと。ろくぬすびと。尸位素餐(そさん)
    1. [初出の実例]「則上有成物之主、下無尸祿之臣矣」(出典:続日本紀‐宝亀三年(772)二月癸丑)
    2. [その他の文献]〔漢書‐鮑宣伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む