尻八館遺跡(読み)しりはちだていせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「尻八館遺跡」の意味・わかりやすい解説

尻八館遺跡
しりはちだていせき

青森市北西部後潟にある中世の城郭址。津軽地方を支配した中世期の豪族安東氏に関係のある館といわれるが確証はない。発見された中国の竜泉窯の青磁浮牡丹文香炉などは貴重。このほか黒磁茶碗 (中国製) ,瀬戸天目の茶碗,その他茶壺に用いられた呂宋壺など喫茶関連の用具も出土した。これらのものは 14~15世紀の中央上流階級の間で流行したもので,この館のあるじの経済力の豊かさ,政治力の強さを示すものとみられる。

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