尻払・後払(読み)しっぱらい

精選版 日本国語大辞典 「尻払・後払」の意味・読み・例文・類語

しっ‐ぱらい ‥ぱらひ【尻払・後払】

〘名〙 (「しりらい」の変化した語) 退却などの時、軍の最後列位置して敵を防ぐこと。また、その部隊。また転じて、位置、序列などの最後のもの。しんがり。しずはらい。
※応永本論語抄(1420)雍也第六「殿はしっはらい也」

しり‐はらい ‥はらひ【尻払・後払】

〘名〙 最後に残って処置すること。しんがりをつとめること。しんがり。あとおさえ。しっぱらい。
※雑俳・雪の笠(1704)「能にさへあわれあたかの殿(しりはらい)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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