尻焼猿(読み)しりやけざる

精選版 日本国語大辞典 「尻焼猿」の意味・読み・例文・類語

しりやけ‐ざる【尻焼猿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 猿の尻が赤いのは尻を焼かれたからであり、そのため猿はいつも落ち着きがないのだとして、その性格を人にあてはめた語 ) せっかちで落ち着きのない人。あきっぽく、一つのことに集中できない人。また、そのような人をののしっていう。しりあけざる。
    1. [初出の実例]「蛍火はしりやけ猿のたく火哉」(出典:俳諧・崑山集(1651)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android