蛍火(読み)ケイカ

デジタル大辞泉の解説

けい‐か〔‐クワ〕【蛍火】

蛍の光。ほたるび。
「篝火は、里余の間に散列して、点々―の如く」〈竜渓経国美談

ほたる‐び【蛍火】

の発する光。 夏》「―や疾風(はやて)のごとき母の脈/波郷
小さく残っている炭火。
「―大事そうに挟み上げて」〈一葉・われから〉

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大辞林 第三版の解説

けいか【蛍火】

ホタルの光。ほたるび。

ほたるび【蛍火】

蛍の放つ光。 [季] 夏。
小さく消え残った炭火。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

けい‐か ‥クヮ【蛍火】

〘名〙 (ほたるの尾部の発光を火と考えたところから) ほたるの尾部の火。ほたるび。
※和漢朗詠(1018頃)上「蛍火乱れ飛んで秋已(すで)に近し、辰星早く没して夜初めて長し〈元稹〉」 〔晉書‐車胤伝〕

ほたる‐び【蛍火】

〘名〙
① 暗やみの中で蛍の発する光。けいか。《・夏》
※書紀(720)神代下(兼方本訓)「多(さは)に蛍火(ホタルヒ)の光(かかや)く神」
② 小さく消え残った炭火。多くタバコ盆の火にいう。ほたる。
※楽屋図会拾遺(1802)下「烟草盆 ほたるび」

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