尼崎葭島
あまがさきよしじま
尼崎海浜に生じた不特定多数の洲・島の呼び名。尼崎城の堀の南方にあった葭島と小島が、城下築地町となったのは一例。その東方の小島松島に尼崎藩主の下屋敷と舟小屋が建造され、享保元年(一七一六)城の南西方に新城屋新田が開発され、同九年松島の南方に初島新田、安永六年(一七七七)新城屋新田地先に東高洲新地・西高洲新地、明和二年(一七六五)東浜新田、嘉永四年(一八五一)大高洲新田、文久二年(一八六二)西御見立新田が開発されて陸地化していった(尼崎市史)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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