尾ろの鏡(読み)おろのかがみ

大辞林 第三版の解説

おろのかがみ【尾ろの鏡】

〔「山鳥の尾ろのはつをに鏡かけとなふべみこそ汝に寄そりけめ/万葉集 3468」からでた語〕
中世の歌語。語義未詳。異性への慕情のたとえに用いられる。山鳥の尾の鏡。はつおの鏡。 「山鳥の-にあらねどもうき影みてはねぞなかれける/土御門院御集」

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精選版 日本国語大辞典の解説

おろ【尾ろ】 の 鏡(かがみ)

(光沢のある雄の山鳥の尾に、谷をへだてた雌の影がうつるというところから) 尾が光って影が映るのを鏡にみなしていったもの。異性への慕情のたとえに用いられる。山鳥の尾ろの鏡。
※土御門院集(1231頃)「山鳥のをろの鏡にあらねどもうきかげみてはねぞなかれける」
[補注]「万葉‐三四六八」の「山鳥の尾ろの初麻(はつを)に鏡懸け唱ふべみこそ汝(な)に寄そりけめ」の歌から生まれた歌語で、解釈は付会されたもの。

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