尾引村(読み)おびきむら

日本歴史地名大系 「尾引村」の解説

尾引村
おびきむら

[現在地名]庄原市尾引町

国兼くにかね川西方、標高二三〇メートルほどの丘陵地に集落が位置し、周辺に水田が広がる。北はしも村、東対岸は木戸きど村、南は三谿みたに和知わち(現三次市)に接する。恵蘇えそ郡に属した。「芸藩通志」によると明暦五年(一六五九)下村から分村した。

村域には日地屋原ひじやばら古墳群があり、早くから開けた地と思われる。中世は延暦寺領泉田いずみだ庄に属した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android