庄原市(読み)しょうばら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

庄原〔市〕
しょうばら

広島県北東部,中国山地吉備高原上にある市。江川および高梁川の支流域に広がり,岡山県,鳥取県,島根県の 3県に接する。1954年庄原町と高村,本田村,敷信村,山内東村,山内西村,山内北村の 6村が合体して市制。2005年総領町,西城町,東城町,口和町,高野町,比和町の 6町と合体。中心市街地の庄原は,かつては西城川舟運の終点の市場町として発展。今日でも備北の政治,経済,文化の中心をなす。農村部では米作,肉牛飼育を主体とする。中央部の勝光山(947m)はろう石の産地で,一部はクレーに加工される。工業は自動車部品,家具,繊維が中心。南西部の七塚原には県の畜産技術センターがある。円通寺(本堂が国指定重要文化財)や蘇羅彦神社などの古社寺があり,寄倉岩陰遺跡(国指定史跡)などの遺跡や古墳も多く残る。塩原の大山供養田植と比婆荒神神楽は国の重要無形民俗文化財に指定されている。船佐・山内逆断層帯,熊野の大トチ,比婆山のブナ純林などは国指定天然記念物。北部の道後山,比婆山および南東部の帝釈峡(国指定名勝)の付近一帯は比婆道後帝釈国定公園に,神野瀬川上流にある神之瀬湖とその周辺の渓谷は神之瀬峡県立自然公園に属する。JR芸備線,木次線,国道182号線,183号線,314号線,432号線のほか中国縦貫自動車道,中国横断自動車道が集まる交通の要地。面積 1246.49km2。人口 3万7000(2015)。

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