居敷かる(読み)イシカル

デジタル大辞泉 「居敷かる」の意味・読み・例文・類語

い‐しか・る〔ゐ‐〕【居敷かる】

[動ラ四]どっかと腰をおろす。あぐらをかいて座り込む。
ちまきの上に―・ってぢゃわいな」〈滑・膝栗毛・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「居敷かる」の意味・読み・例文・類語

い‐しか・るゐ‥【居敷】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「いじかる」とも ) すわる。どっしり腰を落ち着ける。すわり込む。
    1. [初出の実例]「ゐしかってみるは岩間のつつじかな〈文索〉」(出典:俳諧・玉海集(1656)一)
    2. 「憚りながら商売に抜目のない佐五兵衛、糸屋の店にゐじかっては、きなかの銭でも自由には致させませぬ」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android