岩間(読み)イワマ

デジタル大辞泉 「岩間」の意味・読み・例文・類語

いわ‐ま〔いは‐〕【岩間】

岩と岩との間。

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精選版 日本国語大辞典 「岩間」の意味・読み・例文・類語

いわ‐まいは‥【岩間】

  1. 〘 名詞 〙 岩と岩との間。岩の割れ目
    1. [初出の実例]「いはまより生ふるみるめしつれなくは潮干潮満ちかひもありなん」(出典:伊勢物語(10C前)七五)

いわまいはま【岩間】

  1. 姓氏一つ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「岩間」の意味・わかりやすい解説

岩間
いわま

茨城県中西部、西茨城郡にあった旧町名(岩間町(まち))。現在は笠間市(かさまし)の南部を占める地域。旧岩間町は1923年(大正12)町制施行。1954年(昭和29)南川根村と合併。2006年(平成18)笠間市に合併。旧町域はJR常磐(じょうばん)線、国道355号が通じる。常磐自動車道と岩間インターチェンジは1984年3月開通。西部は筑波(つくば)山地、東部は常陸(ひたち)台地。養豚と果樹栽培が盛んで山麓(さんろく)暖地利用のカキクリウメ、ナシのほか、キリ材、竹箒(たけぼうき)は特産である。吾国愛宕(わがくにあたご)県立自然公園に含まれ、ハイキングコースがある。愛宕山サクラ名所で、愛宕神社裏にある飯綱(いづな)神社の祭礼は、悪口をいい放題できる悪態祭(あくたいまつり)で有名。下郷の六所神社例祭(11月2~4日)は山車(だし)が繰り出しにぎわう。合気道の創始者である植芝盛平(うえしばもりへい)が、この地で修行をして合気道を誕生させたことにより、合気道発祥の地として知られる。吉岡には、日本で唯一の合気道の神社である合気神社があり、合気道が盛ん。安居(やすい)の塙家(はなわけ)住宅は国指定重要文化財。

[櫻井明俊]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岩間」の意味・わかりやすい解説

岩間
いわま

茨城県中部,笠間市南部の旧町域。筑波山地の北東麓に位置する。 1923年町制。 1954年南川根村と合体。 2006年笠間市,友部町と合体して笠間市となった。中心集落は常磐線開通後に発展。桐材を特産,その多くは石岡市に送られる。竹ぼうきの生産は県下一。茅ぶきの旧民家,塙家住宅は国の重要文化財。南西部の愛宕山はサクラの名所で,愛宕神社には悪態祭 (→悪口祭 ) といわれる奇祭が伝わる。愛宕山一帯は吾国愛宕県立自然公園に属する。

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百科事典マイペディア 「岩間」の意味・わかりやすい解説

岩間[町]【いわま】

茨城県中部,西茨城郡の旧町。常磐線,常磐自動車道が通じる。米,果樹,蔬菜を産し,畜産も行う。クリの生産では県内有数。愛宕(あたご)山の愛宕神社に奇祭の悪態祭が伝わる。2006年3月西茨城郡友部町と笠間市へ編入。49.93km2。1万6634人(2003)。

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改訂新版 世界大百科事典 「岩間」の意味・わかりやすい解説

岩間 (いわま)

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