抜目(読み)ぬけめ

精選版 日本国語大辞典 「抜目」の意味・読み・例文・類語

ぬけ‐め【抜目】

〘名〙
① 抜け落ちた所。欠けた部分。もれた箇所。もれ。おち
夫木(1310頃)三〇「山かつのいほりはかやのぬけめよりわりなくもるる春の雨哉〈源仲正〉」
② 手ぬかり。手おち、油断心配りの足りないところ。多く「ぬけめがない」の形で用いる。
談義本・教訓雑長持(1752)五「だめのないやうに、くれる所を選抜てあるく事、夫々に、ぬけ目のない智恵ぞかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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