層間水(読み)そうかんすい

最新 地学事典 「層間水」の解説

そうかんすい
層間水

interlayer water

フィロ珪酸塩の成分層間に含まれる水分。一般に規則正しい配置を示す。ハイドロハロイサイトでは常温で1層の水分子層が含まれる。スメクタイト群では交換性イオンを伴う水分子層が含まれる。層間に含まれる水分子の量は,温度,交換性イオンの種類,外界の水分の量により変化する。常温,通常の湿度で,しかもNa, Ca, Kのいずれをも含む状態では2層。NaまたはKのみのときは1層。外界の水分の量が増加すれば,それに伴って層間水も増し膨潤するが,このとき,層間の壁から離れるにしたがって,水分子の配列は乱れる。層間水の脱水は100~200℃で起こる。交換性イオンの周囲の水分子はこれに配位しているのであって,Caイオンに配位している水分子の脱水は200℃程度で生ずる。K, Naの場合は100℃付近で起こる。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 須藤

関連語をあわせて調べる

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む