山さぶ(読み)ヤマサブ

デジタル大辞泉 「山さぶ」の意味・読み・例文・類語

やま‐さ・ぶ【山さぶ】

[動バ上二]《「さぶ」は接尾語》山らしいようすをただよわせる。
畝傍うねびのこの瑞山みづやまは日のよこの大き御門瑞山と―・びいます」〈五二

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「山さぶ」の意味・読み・例文・類語

やま‐さ・ぶ【山さぶ】

  1. 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 ( 「さぶ」は接尾語 ) いかにも山らしい様子である。山が古くなって神々(こうごう)しくなる。
    1. [初出の実例]「畝火の この瑞山(みづやま)は 日の緯の 大御門に 瑞山と 山佐備(やまサビ)います」(出典万葉集(8C後)一・五二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む