大御門(読み)オオミカド

デジタル大辞泉 「大御門」の意味・読み・例文・類語

おおみ‐かど〔おほみ‐〕【大御門】

敬称。特に、皇居の門。
皇居。宮殿
邸宅総門

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精選版 日本国語大辞典 「大御門」の意味・読み・例文・類語

おおみ‐かどおほみ‥【大御門】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 )
  2. 「門」の尊敬語。特に皇居の門。また、総門。
    1. [初出の実例]「『おほみかどはさしつや』など問ふなれば」(出典:枕草子(10C終)一七九)
  3. 皇居。宮殿。
    1. [初出の実例]「やすみしし わご大君の 高照らす 日の皇子 あらたへの 藤井が原に 大御門 始め給ひて」(出典:万葉集(8C後)一・五二)
  4. 足利将軍の邸などの大門。皇居になぞらえていう。
    1. [初出の実例]「管領は大御門の並び、南の小門より参らる」(出典:鎌倉殿中以下年中行事(1454か)正月一一日)
  5. 摂政
    1. [初出の実例]「摂政と書て大御かどとよみたり」(出典:古今連談集(1444‐48頃)上)

おおき‐みかどおほき‥【大御門】

  1. 〘 名詞 〙 大きいりっぱな御門
    1. [初出の実例]「一日には千度参りし東の大寸御門(おほきみかど)を入りかてぬかも」(出典万葉集(8C後)二・一八六)

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