山の大将(読み)やまのたいしょう

精選版 日本国語大辞典 「山の大将」の意味・読み・例文・類語

やま【山】 の 大将(たいしょう)

  1. 数名子どもが小高い場所へ先を争って登り、真っ先頂上に着いた者。また、その子どもが「山の大将われひとり」といいながら、他を寄せつけない遊び。お山の大将
  2. 転じて、餓鬼大将。また、つまらない者の仲間の中でえらぶる者。お山の大将。
    1. [初出の実例]「小袖をよごす壁つちの露 よばふらん山の大将秋の声」(出典:俳諧・信徳十百韻(1675))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android