日本歴史地名大系 「山之路村」の解説 山之路村やまのじむら 鹿児島県:国分市山之路村[現在地名]国分市台明寺(だいみようじ)郡田(こおりだ)村の北東、郡田川流域の台地上に位置し、地元では「やまんじ」とも発音する。近世には清水(きよみず)郷に属した。地内には修験者の霊窟から発展したといわれる古刹台明寺がある。建治二年(一二七六)八月日の石築地役配符写(調所氏家譜)には桑西(くわのさい)郷のうちとして「山之路二十五丁」とみえる。永正一一年(一五一四)二月一日島津忠治は本田親安に「山之地之内弐拾伍町」を由緒の地として与えている(「島津忠治宛行状」旧記雑録)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by