山口正(読み)ヤマグチ タダシ

20世紀日本人名事典 「山口正」の解説

山口 正
ヤマグチ タダシ

大正・昭和期の社会事業理論研究家



生年
明治20(1887)年6月15日

没年
昭和18(1943)年12月5日

出生地
大阪府

学歴〔年〕
京都帝大文学部〔大正4年〕卒

経歴
大阪市職員となり、大正5年労働調査課長(9年社会課と改称)、14年社会部長、昭和10年退職。のち大谷大、大阪商科大各講師を務めた。市社会課では8年以来各種の社会問題の調査で「社会部報告」を刊行、社会連帯論の立場、さらに第2次大戦中は国家主義的な厚生事業の理論的指導者として活躍。その間市民館設立など社会福祉にも尽力した。著書に「社会事業研究」、論文も多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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