朝日日本歴史人物事典 「山名政清」の解説
山名政清
室町時代の武将。教清の子。兵部少輔。長禄年間(1457~60)ごろに父教清から美作・石見守護を伝領したが,うち美作は嘉吉の変(1441)で赤松氏から没収され教清に与えられたものであった。応仁1(1467)年に応仁の乱が勃発すると家督持豊(宗全)が率いる西軍に参加したが,領国美作は赤松政則に侵され,石見も大内氏の蹂躙にあい,文明初年(1469~73)ごろには分国を失った。最期も明らかでない。
(今谷明)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報