山尾田村(読み)やまおだむら

日本歴史地名大系 「山尾田村」の解説

山尾田村
やまおだむら

[現在地名]御殿場市山尾田

東流する竜良たつら川を挟んで山之尻やまのしり村の北に位置し、北は塚原つかばら村。正保四年(一六四七)検地帳(滝口家文書)によれば、高四三石余、反別は田方三町二反余・畑方二町七反余、名請人数七。天保郷帳では高五三石余。富士山の宝永噴火による砂降りは深さ三尺五寸。噴火後は隣村山之尻村の預りとなり、同村の名主・組頭が兼帯して村政を運営した(元文元年「預証文」滝口家文書)。その後山之尻村の二人の名主のうちの一人を当村の兼帯名主とし、組頭は当村から出すかたちがとられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android