山本読書室

共同通信ニュース用語解説 「山本読書室」の解説

山本読書室

江戸時代後期から明治中期にかけて、儒医の山本亡羊やまもと・ぼうようらが3代にわたり京都市内で主宰した本草漢学塾。西本願寺宗主の学問掛だった儒医が開いた学塾「読書室」がルーツ。本草学(博物学)の西日本の拠点で、医学や儒学、絵画も講義した。北海道の命名者・松浦武四郎ら、全国から門人千数百人が集まった。岩倉具視が西南戦争で使った暗号表など重要文化財級を含む数万点の新出史料が秘蔵されていたことが2月に明らかになった。

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