山村 正夫(読み)ヤマムラ マサオ

20世紀日本人名事典 「山村 正夫」の解説

山村 正夫
ヤマムラ マサオ

昭和・平成期の推理作家 元・日本推理作家協会理事長。



生年
昭和6(1931)年3月15日

没年
平成11(1999)年11月19日

出生地
大阪府

出身地
愛知県名古屋市

学歴〔年〕
名古屋外専英語科(現・南山大学)〔昭和26年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本推理作家協会賞(評論部門)〔昭和52年〕「わが懐旧的探偵作家論」,角川小説賞〔昭和55年〕「湯殿山麓呪い村」

経歴
昭和24年「二重密室の謎」でデビュー。29〜34年内外タイムス社社会部勤務。少年物やアクションものを書く傍ら、怪奇幻想小説と謎解き小説へ傾倒し、55年以後両者が一体化され、伝奇ミステリーとして展開された。35年日本探偵作家クラブ書記長、56〜60年日本推理作家協会理事長。長年、青山学院大学推理小説研究会の顧問をつとめ、また58年からエンターテイメント小説作法教室で講義し、石塚京助、宮部みゆき、関口ふさえら多くの作家を育てた。主な作品に「獅子」「ボウリング殺人事件」「湯殿山麓呪い村」など。また「推理文壇戦後史」「わが懐旧的探偵作家論」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山村 正夫」の解説

山村正夫 やまむら-まさお

1931-1999 昭和後期-平成時代の推理作家。
昭和6年3月15日生まれ。「内外タイムス」社会部記者をへて文筆生活にはいる。昭和52年「わが懐旧的探偵作家論」で日本推理作家協会賞,55年伝奇ミステリー「湯殿山麓呪い村」で角川小説賞。平成11年11月19日死去。68歳。大阪出身。南山外国語専門学校(現南山大)卒。作品はほかに「ボウリング殺人事件」「推理文壇戦後史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例