岐尼遺跡(読み)きねいせき

日本歴史地名大系 「岐尼遺跡」の解説

岐尼遺跡
きねいせき

[現在地名]能勢町今西 舟橋

山田やまだ川右岸の自然堤防上にある。昭和三〇年(一九五五)から翌年にかけて、小範囲の発掘調査が行われた。約八平方メートルにわたる調査地からは、二メートル四方に及ぶ、手づくね土器の土器溜りや、土器溜りの下から径六〇ないし七〇センチに河原石を配した三ヵ所の施設が検出された。出土遺物土師器須恵器・粗製土器・手づくね土器・鏃その他の鉄製品・滑石製品・碧玉製管玉・砥石・ガラス製小玉など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android