能勢町(読み)のせちよう

日本歴史地名大系 「能勢町」の解説

能勢町
のせちよう

面積:九八・五六平方キロ

府の最北端に突出し、南東を豊能町と接するほかは、三方を他府県に囲まれ、北東は京都府亀岡かめおか市・船井ふない園部そのべ町、北西は兵庫県多紀たき篠山ささやま町、西は同県川辺かわべ猪名川いながわ町、南は同県川西かわにし市。北摂山地の北部(能勢山地)に属し、面積の約八割が山地である。丹波源流を発する大路次おおろじ川は、山辺やまべ川・山田やまだ川などを合せながら中央部を南流。大路次川の東には野間のま川を合せる田尻たじり川が南西流する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「能勢町」の意味・わかりやすい解説

能勢〔町〕
のせ

大阪府北西端,北摂山地の中にある町。古くは野瀬とも書いた。1956年西能勢村,歌垣村 ,田尻村の 3村が合体して町制。1959年東郷村を編入。町域の大部分は老ノ坂山地(西山)に属する標高 500~700mの準平原で,平地猪名川支流の能勢川上流域の山間盆地にかぎられ,米作のほか寒天製造,クリの特産で知られる。南境をなす妙見山には能勢妙見堂がある。高嶽山今養寺,剣尾山月峯寺などの名刹や,平安・鎌倉期の貴重な仏像などが多数存在する。野間の大ケヤキは国の天然記念物に指定。町域の一部は北摂府立自然公園に属する。国道173号線,477号線が通る。面積 98.75km2。人口 9079(2020)。

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