岩堂磨崖仏(読み)いわどうまがいぶつ

日本歴史地名大系 「岩堂磨崖仏」の解説

岩堂磨崖仏
いわどうまがいぶつ

[現在地名]横川町下ノ

しもノの東部赤水あかみずにあり、阿弥陀三尊像を刻む。九州の磨崖仏遺跡で造立年代を記すものは少ないが、当磨崖仏には建武二年(一三三五)の造立銘がある。県指定史跡。「三国名勝図会」には巌窟観音とあって、「地上より五六尺の所に阿弥陀の座像、薬師・観音の立像三体を彫刻す、其工巧精致なり、其側に建武某年云々と記す」とみえるが、中尊は弥陀仏定印坐像、向かって右の左脇侍は観音菩薩立像、右脇侍は大勢至菩薩立像である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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