島伝(読み)しまづたう

精選版 日本国語大辞典 「島伝」の意味・読み・例文・類語

しま‐づた・う ‥づたふ【島伝】

〘自ハ四〙 船に乗って、島から島へ伝って行く。
万葉(8C後)三・三八九「島伝(しまづたひ)敏馬(みぬめ)の崎を漕ぎみれば大和恋しく鶴(たず)さはに鳴く」

しま‐づたい ‥づたひ【島伝】

〘名〙 島づたうこと。島から島へ伝って船を進めること。
散木奇歌集(1128頃)冬「真野の池に氷しぬればあしまなるはしも尋ねて島づたひしつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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