島廻(読み)シマミ

デジタル大辞泉 「島廻」の意味・読み・例文・類語

しま‐み【島×廻】

島のまわり。
「―には木末こぬれ花咲き」〈・三九九一〉
島のまわりをめぐること。島めぐり。
玉藻刈る辛荷の島に―するにしもあれや家思はざらむ」〈・九四三〉

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精選版 日本国語大辞典 「島廻」の意味・読み・例文・類語

しま‐み【島廻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 島のまわり。島の周辺
    1. [初出の実例]「潮騒(しほさゐ)に伊良虞の島辺漕ぐ船に妹乗るらむか荒き島廻(しまみ)を」(出典万葉集(8C後)一・四二)
  3. ( ━する ) 島をめぐること。島めぐり。しまわ。
    1. [初出の実例]「玉も刈るからにの島に島廻(しまみ)する鵜にしもあれや家思はざらむ」(出典:万葉集(8C後)六・九四三)

しま‐わ【島廻】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「万葉集」などの「島廻(しまみ)」の「廻」を「わ」と訓んでできた語 ) =しまみ(島廻)〔いろは字(1559)〕

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