普及版 字通 「崔」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] サイ
[字訓] たかい・けわしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は隹(すい)。〔説文〕九下に「大いにして高きなり」とあり、山の崔嵬(さいかい)たるをいう。隹声に従うことより考えると、崔はもと鳥占(とりうら)をいう字であったと思われるが、のちその字義を失ったものであろう。連語の形容語としてのみ用いられる。

[訓義]
1. たかい、けわしい、高大のさま。
2. うごくさま、速いさま。

[古辞書の訓]
名義抄〕崔 サカシ/崔嵬 タカクサカシ 〔字鏡集〕崔 サカシ・―トタカク・タカシ

[声系]
〔説文〕に崔声として催・・摧など四字を収める。崔声の字に相うつ、せりあう、相擠擣する意があるようである。

[熟語]
崔嵬・崔巍崔乎崔崔崔錯・崔
[下接語]
錯崔

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む