普及版 字通 「崔」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] サイ
[字訓] たかい・けわしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は隹(すい)。〔説文〕九下に「大いにして高きなり」とあり、山の崔嵬(さいかい)たるをいう。隹声に従うことより考えると、崔はもと鳥占(とりうら)をいう字であったと思われるが、のちその字義を失ったものであろう。連語の形容語としてのみ用いられる。

[訓義]
1. たかい、けわしい、高大のさま。
2. うごくさま、速いさま。

[古辞書の訓]
名義抄〕崔 サカシ/崔嵬 タカクサカシ 〔字鏡集〕崔 サカシ・―トタカク・タカシ

[声系]
〔説文〕に崔声として催・・摧など四字を収める。崔声の字に相うつ、せりあう、相擠擣する意があるようである。

[熟語]
崔嵬・崔巍崔乎崔崔崔錯・崔
[下接語]
錯崔

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む