嵩高し(読み)かさだかし

精選版 日本国語大辞典 「嵩高し」の意味・読み・例文・類語

かさ‐だか・し【嵩高】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 分量容積、数などが大きい。かさばっている。
    1. [初出の実例]「只ならぬ身の月かさなるに、おなか彌々かさ高(ダカ)く」(出典浮世草子・新色五巻書(1698)三)
  3. 人を見下して頭からおさえつけるような態度である。高圧的である。高飛車である。
    1. [初出の実例]「おとこかさたかくして」(出典:評判記・色道大鏡(1678)六)
  4. 大げさである。ぎょうぎょうしい。
    1. [初出の実例]「かけるなぞ・おとかさだかき俄あめ」(出典:雑俳・不二の高根(1725))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android