川上梟帥(読み)カワカミノタケル

デジタル大辞泉 「川上梟帥」の意味・読み・例文・類語

かわかみ‐の‐たける〔かはかみ‐〕【川上梟帥】

日本書紀にみえる、景行天皇時代の九州熊襲くまそ首長小碓尊おうすのみことに殺されたときに、その強さをたたえて尊に日本武やまとたけるの名を奉ったという。古事記では、熊曽建くまそたけるの名を用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「川上梟帥」の意味・読み・例文・類語

かわかみ‐の‐たける かはかみ‥【川上梟帥】

「日本書紀」の所伝で、熊襲(くまそ)の首長の名。景行天皇二七年、西征した日本武尊(やまとたけるのみこと)に討たれ、死にぎわに尊の強さをたたえて日本武皇子の名をおくったという。取石鹿文(とろしかや)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川上梟帥」の解説

川上梟帥 かわかみの-たける

熊曾建(くまそ-たける)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の川上梟帥の言及

【熊襲魁帥】より

…《古事記》では熊曾建と記す。《日本書紀》には〈熊襲の八十梟帥(やそたける)〉およびそれとは別の〈川上梟帥(かわかみたける)〉が見られるが,《古事記》は〈熊曾建兄弟二人〉とする。後者は前者を説話的に典型化したものである。…

※「川上梟帥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android