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景行天皇 けいこうてんのう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

景行天皇
けいこうてんのう

第 12代に数えられる天皇。名はオオタラシヒコオシロワケノミコト。垂仁天皇の第3皇子。母は皇后ヒハスヒメノミコト。大和の纏向日代宮に都した。大和国家の勃興期にあたり,その全国統一事業は『古事記』『日本書紀』において,大部分が 10代に数えられる崇神朝からこの景行朝にかけて語られている。

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デジタル大辞泉の解説

けいこう‐てんのう〔ケイカウテンワウ〕【景行天皇】

記紀で、第12代天皇。垂仁天皇の第3皇子。名は大足彦忍代別(おおたらしひこおしろわけ)。皇居は大和纏向日代宮(まきむくのひしろのみや)。熊襲(くまそ)を征討、また、皇子小碓尊(おうすのみこと)(日本武尊(やまとたけるのみこと))を派遣して熊襲・蝦夷(えぞ)を平定させたと伝えられる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

景行天皇 けいこうてんのう

記・紀系譜による第12代天皇。
父は垂仁(すいにん)天皇。母は日葉洲(酢)媛命(ひばすひめのみこと)。「日本書紀」によると,都は纏向(まきむく)の日代(ひしろの)宮。子の日本武尊(やまとたけるのみこと)に九州の熊襲(くまそ),東国の蝦夷(えみし)を平定させ,諸国に田部(たべ)と屯倉(みやけ)をもうけたとつたえる。景行天皇60年11月7日死去。106歳。墓所は山辺道上陵(やまのべのみちのえのみささぎ)(奈良県天理市)。別名は大足彦忍代別天皇(おおたらしひこおしろわけのすめらみこと)。
【格言など】倭(やまと)は国のまほらま畳(たたな)づく青垣山籠(やまこも)れる倭し麗し(「日本書紀景行天皇17年)

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朝日日本歴史人物事典の解説

景行天皇

古事記』『日本書紀』に第12代と伝えられる天皇。大足 彦忍代別天皇ともいう。記紀によれば,垂仁天皇と丹波道主王の娘日葉酢媛の子。皇后は播磨稲日大郎姫,その死後は八坂入姫。子に成務天皇,日本武尊がいる。都は纏向日代宮(桜井市穴師付近)。自ら日向(九州南部)の熊襲を討ち,日本武尊をして熊襲,出雲,東国を征討させたという。子は80人におよび,その多くは地方に分封したと伝える。また九州関係の『風土記』には多様な巡行,活動が描かれる。伝承上の事績は事実としては疑わしいが,地方伝承への強い浸透を念頭におくと,人物としては実在の可能性もある。

(関和彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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防府市歴史用語集の解説

景行天皇

 『日本書紀[にほんしょき]』に書かれている12代天皇で、紀元後51年に天皇になり、以後60年間即位していたと言われています。有名な日本武尊[やまとたけるのみこと]のお父さんです。熊襲[くまそ]を攻める際に玉祖神社の近くを訪れたと言われています。

出典|ほうふWeb歴史館
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世界大百科事典 第2版の解説

けいこうてんのう【景行天皇】

記紀の天皇記に第12代の天皇として伝えられる。諡号(しごう)は〈大足彦忍代別(おおたらしひこおしろわけ)〉という。《日本書紀》は在位60年とし,その間の事跡に九州へ親征して熊襲(くまそ)ほかの地方勢力を征し,また,日本武(やまとたける)尊をはじめ諸皇子を東西に派遣して辺境を平定したことがかなり子細にのべられている。《古事記》では以上の平定譚がもっぱら景行の皇子,日本武尊個人の事業とされ,天皇はこの皇子の勇猛さを恐れ疎外する存在としてあらわれる。

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大辞林 第三版の解説

けいこうてんのう【景行天皇】

記紀の所伝で、第一二代天皇、大足彦尊おおたらしひこのみこと・大足彦忍代別尊おおたらしひこおしろわけのみことの漢風諡号しごう。垂仁天皇の第三皇子。都は大和やまとの纏向日代宮まきむくのひしろのみや。熊襲くまそを征討し、皇子の日本武尊やまとたけるのみことを派遣して蝦夷えぞを平定したという。記紀の歴史構想で、四道将軍派遣にみられる崇神期の王化の拡大をうけて、それを辺境にまで及ぼす意義を負う。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

景行天皇
けいこうてんのう

皇室系譜に第12代と伝える天皇。『日本書紀』によれば、国風諡号(しごう)は大足彦忍代別尊(おおたらしひこおしろわけのみこと)。垂仁(すいにん)天皇の第3子で、母は日葉酢媛命(ひばすひめのみこと)である。景行天皇元年に即位して播磨稲日大郎姫(はりまのいなびのおおいらつめ)(『古事記』は父を吉備臣(きびのおみ)らの祖若建吉備津日子(わかたけきびつひこ)とする)を皇后とし、日本武尊(やまとたけるのみこと)をもうけたが、同52年に皇后が没したため、妃の一人で皇太子稚足彦尊(わかたらしひこのみこと)(成務(せいむ)天皇)の生母八坂入彦皇子(やさかいりひこのみこ)の女(むすめ)八坂入媛(やさかいりひめ)を皇后にたてた。この間、同4年に纏向(まきむく)(奈良県桜井市穴師(あなし))の日代宮(ひしろのみや)に都を営み、同12年より19年まで九州に遠征して熊襲(くまそ)を平定し、日本武尊に命じて同27年にふたたび熊襲を、同40年に東方の蝦夷(えみし)を討伐させた。さらに同56年には彦狭嶋王(ひこさしまのみこ)の子御諸別(みもろわけ)王を用いて東国経略に成功した。そして同58年、近江(おうみ)国の志賀(しが)(滋賀県滋賀郡・大津市)の高穴穂宮(たかあなほのみや)に移り、在位60年、106歳(一説に143歳、『古事記』では137歳)で没し、山辺道上陵(やまのべのみちのかみのみさざき)に葬られたという。また皇子女多く、『古事記』は77子を諸国に封じたと伝えるが、これは熊襲・蝦夷征討の伝承とともに、大和(やまと)王権成立期の国内征服の記憶が伝説化されたものとみなされる。[星野良作]

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世界大百科事典内の景行天皇の言及

【日本武尊】より

…記では倭建命と記す。景行天皇の第3皇子,母は播磨稲日大郎姫(はりまのいなびのおおいらつめ)とされ,幼名に小碓(おうす)命,倭男具那(やまとおぐな)王がある。年少にして勇武人にすぐれ,諸方の平定に派遣されて日本武尊の名を得るが,長途の征旅,漂泊の末に力尽きて倒れる悲劇的人物として描き出されている。…

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