川北八坂遺跡(読み)かわきたやさかいせき

日本歴史地名大系 「川北八坂遺跡」の解説

川北八坂遺跡
かわきたやさかいせき

[現在地名]安芸市川北 八坂山田山

伊尾木いおき川を望む標高三〇メートルの山丘頂部にある遺跡で、山田山やまだやま遺跡ともよばれる。この小山丘は古い海岸段丘の一つで、遺跡は海岸段丘の先端部にある。現在遺跡地は山林となるが、遺跡からの見晴しはよい。弥生中期とみられる石剣の単独埋納遺跡で、昭和三五年(一九六〇)瓦製造用の粘土採取中、地表面下一・五メートルの深さから有樋式石剣(銅剣形磨製石剣)一本が出土

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android