川口で船を破る(読み)カワグチデフネヲワル

デジタル大辞泉 「川口で船を破る」の意味・読み・例文・類語

川口かわぐちふね

《長い航海を終え、港付近川口まで来たところで船を損なう意から》成功する直前で失敗することのたとえ。
《長い航海に出ようとするときに、港付近の川口で船を損なう意から》さあこれからというときに失敗することのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「川口で船を破る」の意味・読み・例文・類語

かわぐち【川口】 で 船(ふね)を破(わ)

  1. ( 長い航海を終えて川口の港付近まで来て船をそこなうの意から ) 成功の一歩手前まできて失敗することのたとえ。
    1. [初出の実例]「今宵一夜が手詰の瀬戸、川口で舟破(ワル)な」(出典:浄瑠璃・七小町(1727)四)
  2. ( 長い航海に出るにあたって、川口の付近で早くも船をそこなうの意から ) 物事のしはじめの第一歩から失敗することのたとえ。〔譬喩尽(1786)〕

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