川口寛之(読み)カワグチ カンシ

20世紀日本人名事典 「川口寛之」の解説

川口 寛之
カワグチ カンシ

昭和期の社会運動家 伊方原発訴訟原告団長。



生年
明治38(1905)年12月3日

没年
昭和58(1983)年11月30日

出生地
愛媛県伊方町

学歴〔年〕
松山高校中退

経歴
昭和26年から西宇和郡旧町見村長、合併後の伊方町長各一期を務めた後、45年から伊方原発反対運動を指導。48年全国で初めて国を相手取り同1号機の設置許可取り消しを求める行政訴訟を松山地裁に起こし原告団長に。53年春敗訴後、6月には同2号機訴訟でも原告として参加。その後、発病し、入院していた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川口寛之」の解説

川口寛之 かわぐち-ひろゆき

1905-1983 昭和時代政治家,社会運動家。
明治38年12月3日生まれ。愛媛県町見村長,伊方町長などを歴任。四国電力伊方原子力発電所の建設計画に反対し,昭和48年わが国初の「原発設置許可の取り消し」をもとめる行政訴訟をおこした。昭和58年11月30日死去。77歳。愛媛県出身。松山高中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android