川崎新田村(読み)かわさきしんでんむら

日本歴史地名大系 「川崎新田村」の解説

川崎新田村
かわさきしんでんむら

[現在地名]守山市洲本町すもとちよう

大曲おまがりの地先に開発された新田村。江戸の町人大久保貞之助が請負新田として開発、天保六年(一八三五)開発東かいほつひがし(上村)の商人川崎武右衛門・武助兄弟に売却され川崎新田とよばれた。田六町余・葭地二町余・湖中水浅(開発予備地)四町余に、場小物成場を合せて四四一両余・永三一文余の譲渡であった(大曲共有文書)地主の武右衛門は別宅会所を置いて自ら庄屋を務め、計五戸の新田村を舞台に真宗信仰に基づいた経営を計画していた(弘化三年―安政五年「川崎新田仕方書」川崎文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android